はじめに

i-PROカメラアプリケーション開発環境の構築が完成していることを前提に説明します。
開発環境の構築が準備できていない場合、こちらを参考に完成させてください。

また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}として記載します。

動作概要

iac_server_sample_appはiac_client_sample_appと通信するサンプルアプリです。
iac_client_sample_appから周期的にメッセージを送信します。

特になし。

C/C++のソースコードは下記に格納されています。

${SDK_DIR}/src/adamapp/iac_server_sample_app
${SDK_DIR}/src/adamapp/iac_client_sample_app

Pythonのソースコードはありません。

SDKのインストールディレクトリでビルド用環境設定ファイルの読み込みを実施します。

$ cd ${SDK_DIR}
$ source setup_env.sh ipro-ambaCV2X

ビルド用環境設定は各環境に合わせて実施してください。
ここでは、ipro-ambaCV2X　を指定します。

次にサンプルアプリのディレクトリに移動し、makeします。

$ cd src/adamapp/iac_server_sample_app
$ make
$ cd src/adamapp/iac_client_sample_app
$ make

${SDK_DIR}/src/adamapp/iac_server_sample_app
${SDK_DIR}/src/adamapp/iac_client_sample_app
に.extファイルが作成されていれば成功です。

カメラに２つの.extファイルをインストールします(例：下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。

iac_client_sample_appのSetup>>ボタンを押下し、下記画面が表示されていれば成功です。

iac_server_sample_appのSetup>>ボタンを押下し、下記画面が表示されていれば成功です。

このサンプルアプリでは、1秒周期でiac_client_sample_appからiac_server_sample_appにメッセージを送信しています。iac_server_sample_appの画面でF5キーを何度か押下するなどして、画面を更新してみてください。

ALOHA!! の後に続く数値が1秒周期で更新されるのがわかります。これはiac_client_sample_appがメッセージを送信しているために更新されるので、iac_client_sample_appを停止させてみます。

ADAM OPERATION UI を開いてください。ADAM OPERATION UIはこちらを参考に環境構築してください。
下記画像のピンク枠のボタン押下して、iac_client_sample_appを停止させます。

この状態でiac_server_sample_appを開いて、F5キーを何度か押下するなどして、画面を更新してみてください。

iac_client_sample_appからのメッセージ送信が停止されたため、ALOHA!! の後に続く数値が1秒周期で更新されなくなっていることが確認できます。