sqlite_appの動作説明

 

目次


 

はじめに


i-PROカメラアプリケーション開発環境の構築が完成していることを前提に説明します。
開発環境の構築が準備できていない場合、こちらを参考に完成させてください。

また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}として記載します。

 

動作概要


sqlite_appはGUIからSQLiteを実行するサンプルアプリです。

sqlite_app の動作にはSDカードが必要です。SDカードを挿入できるカメラのみ確認可能です。
また、カメラのファームウェアによってはext4でフォーマットしたSDカードでないとインストールに失敗しますし、動作しません。

下記のようなGUIが表示され、データベースを操作することが可能です。

 

動作に必要な外部ライブラリ


C/C++でビルドする場合は下記が必要です。

SQLite

Pythonでビルドする場合は下記が必要です。

SQLite

Python 3.7.9

外部ライブラリの利用については、後ほど説明します。

 

サンプルアプリのディレクトリパス


C/C++のソースコードは下記に格納されています。

${SDK_DIR}/src/adamapp/sqlite_app

Pythonのソースコードは下記に格納されています。

${SDK_DIR}/src/adamapp-py/sqlite_app

 

サンプルアプリのビルド方法(C/C++)


C/C++でビルドする場合はこちらを参照してください。

 

サンプルアプリのビルド方法(Python)


Pythonでビルドする場合はこちらを参照してください。

 

サンプルアプリの使用方法


インストール失敗する場合はカメラを再起動してお試しください。

GUIからデータベースを操作することが可能です。起動した直後は下記の画面が表示されます。

下記の赤枠のように入力し、UPDATEボタンを押下します。

下記の赤枠のように、sample1列が1のレコードのsample3の値が「test3」にアップデートされました。

 

次に、下記の赤枠のように入力し、INSERTボタンを押下します。

下記の赤枠のように、テーブルに1行の新規レコードが挿入されました。

 

次に、下記の赤枠のように入力し、DELETEボタンを押下します。

下記の赤線のように、テーブルから1行のレコードが削除されました。

 

補足情報


・SQLテーブルのカラム情報

カラム名、タイプ、範囲については下記の通りです。

・カラム名:sample1
 タイプ :integer
 範囲  :1~9
 備考  :Primary Key, Not null

・カラム名:sample2
 タイプ :integer
 範囲  :-1000~1000
 備考  :Not null

・カラム名:sample3
 タイプ :text
 範囲  :64文字
 備考  :特になし