opencv_edge_detection_appの動作説明

 

目次


 

はじめに


i-PROカメラアプリケーション開発環境の構築が完成していることを前提に説明します。
開発環境の構築が準備できていない場合、こちらを参考に完成させてください。

また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}として記載します。

SoCがambaCV2Xのカメラではアプリケーションのファイルが約100MBを超えるとインストール失敗します。SoCについては下記を参照ください。
i-PROカメラへのソフトウェアインストール条件 - Technology Partner - Confluence (atlassian.net)

 

動作概要


opencv_edge_detection_appは画像のエッジを検出し表示するサンプルアプリです。
下記のように輪郭などを際立たせた画像を表示することができます。

 

動作に必要な外部ライブラリ


C/C++でビルドする場合は下記が必要です。

OpenCV

Pythonのソースコードはありません。

外部ライブラリの利用については、後ほど説明します。

 

サンプルアプリのディレクトリパス


C/C++のソースコードは下記に格納されています。

${SDK_DIR}/src/adamapp/opencv_edge_detection_app

Pythonのソースコードはありません。

 

サンプルアプリのビルド方法(C/C++)


ここでは、AdamAppとしてビルドする方法を記載しています。

Container AdamApp for Azure IoT Edgeとしてビルドする場合は下記を参照ください。

チュートリアル(Container AdamApp for Azure IoT Edge編) - Technology Partner - Confluence (atlassian.net)

C/C++でビルドする場合はこちらを参照してください。

 

サンプルアプリの使用方法


カメラで撮影した画像のエッジを検出した例を示します。

・エッジ検出前

・エッジ検出後

 

補足情報


・設定の変更

このアプリケーションには、ユーザーが変更できるいくつかの設定があります。 一部の設定を変更する場合は、「ADAM OPERATION UI」HTMLページの「AppPrefs」ボタンを押してください。
以下は、ユーザーが現在変更できる設定のリストです。

Resoultion:
JPEG 画像を取得するための解像度。
QVGA(320x240)、VGA(640x480)、HD(1280x720)、 FHD(1920x1080)を指定してください。ただし、カメラの性能によっては指定した値で動作しない場合があります。

Frame rate:
JPEG画像にエンコードされたYC(YUV)画像を取得するためのフレームレート。1以上を指定してください。 ただし、カメラの性能によっては指定された値で動作しない場合があります。