mp4rec_appの動作説明
目次
はじめに
i-PROカメラアプリケーション開発環境の構築が完成していることを前提に説明します。
開発環境の構築が準備できていない場合、こちらを参考に完成させてください。
また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}
として記載します。
動作概要
mp4rec_appは映像データのMP4を作成するサンプルアプリです。
動作に必要な外部ライブラリ
特になし。
サンプルアプリのディレクトリパス
C/C++のソースコードは下記に格納されています。
${SDK_DIR}/src/adamapp/mp4rec_app
Pythonのソースコードは下記に格納されています。
${SDK_DIR}/src/adamapp-py/mp4rec_app
サンプルアプリのビルド方法(C/C++)
ここでは、AdamAppとしてビルドする方法を記載しています。
Container AdamApp for Azure IoT Edgeとしてビルドする場合は下記を参照ください。
チュートリアル(Container AdamApp for Azure IoT Edge編) - Technology Partner - Confluence (atlassian.net)
SDKのインストールディレクトリでビルド用環境設定ファイルの読み込みを実施します。
$ cd ${SDK_DIR}
$ source setup_env.sh ipro-ambaCV2X
ビルド用環境設定は各環境に合わせて実施してください。
ここでは、ipro-ambaCV2X
を指定します。
次にサンプルアプリのディレクトリに移動し、makeします。
$ cd src/adamapp/mp4rec_app
$ make
${SDK_DIR}/src/adamapp/mp4rec_app に.extファイルが作成されていれば成功です。
カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。
下記画像のような、画面が表示されていれば成功です。
サンプルアプリのビルド方法(Python)
ここでは、AdamAppとしてビルドする方法を記載しています。
Container AdamApp for Azure IoT Edgeとしてビルドする場合は下記を参照ください。
チュートリアル(Container AdamApp for Azure IoT Edge編) - Technology Partner - Confluence (atlassian.net)
SDKのインストールディレクトリでビルド用環境設定ファイルの読み込みを実施します。
$ cd ${SDK_DIR}
$ source setup_env.sh ipro-ambaCV2X
次にサンプルアプリのディレクトリに移動し、makeします。
${SDK_DIR}/src/adamapp-py/mp4rec_app に.extファイルが作成されていれば成功です。
カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。
下記画像のような、画面が表示されていれば成功です。
サンプルアプリの使用方法(C/C++およびPython)
■TFTPサーバを用いる方法
デフォルト設定では、TFTPサーバ(192.168.0.3)のmp4フォルダに、mp4ファイルが生成されるようになっています。TFTPサーバを各自で構築しておいてください。
Rec Startを押下することで、録画が開始されます。Rec Stopを押下すると録画が停止します。
■SDカードを用いる方法
次にカメラに挿入されたSDカードにmp4ファイルが保存されるように設定して、サンプルアプリを動作させてみます。下記の赤枠から「Ext. software mode」をONにして、Setボタンを押下します。
ADAM OPERATION UIからサンプルアプリのAppPrefsボタンを押下します。
「Send tftp Enable」のチェックをOFFにし、Applyしてからcloseします。
Rec Startを押下することで、録画が開始されます。Rec Stopを押下すると録画が停止します。
{SDカードマウンドボリューム}\adamapp\mp4rec_app\yyyymmdd フォルダにmp4ファイルが生成されています。