カメラにはエッジストレージのような、らくらくスタート機能がありません。
IPアドレスと管理者設定をしてブラウザから設定します。
本項は固定IPアドレスの手順です。
DHCP環境では管理者設定後、3)WEBサービス登録の手順から実施ください。
全体の大まかな流れは以下の通りです。
4)時刻合わせをします。 ※ズレていると画像が出ません
0)PC側の設定をします。
i-PRO設定ツール(通称:iCT)が便利です。左記リンクよりダウンロード、インストールください。
簡単設定ツールでカメラに直接アクセスして個々に設定されても構いません。ここではiCTを使用した手順を記載します。
0-1)PCのネットワーク設定
PCのエクスプローラーなどから、ネットワーク設定画面を開いて設定します。
DHCP環境の場合はIPアドレス、DNSともに「自動的に取得」にします。
固定IPの時は、カメラに設定したいIPアドレスのセグメントに合わせておきます。
以下は固定IPの時の例示です。
0-2)iCTを起動してログイン
※パスワードは英大文字、英小文字、数字、記号のうち3種類で8文字以上
※ iCT の管理者であり、i-PRO機器、WEBサービス(i-PRO Remo.)のユーザーアカウントではありません
※パスワードは英大文字、英小文字、数字、記号のうち3種類で8文字以上です
0-3)カメラと繋がっているネットワークアダプタを▼から選択
ネットワークアダプタが異なる時は「Windowsのネットワーク設定を開きます」から、
対象のネットワークアダプタを再度ご確認できます。 なお、Wi-Fiでも使用できます。
カメラが接続されたネットワークアダプタを選択して「OK」で設定を抜けます。
0-4)全てのカメラ、およびPCを接続します。
カメラを起動します。
※カメラは接続後20分を経過するとIPアドレスを検出できなくなります。
その際はカメラを再起動させてください。
これで事前準備は終了です。
1)カメラにアクセスできるようにします。
1ー1)カメラのIPアドレスと管理者の設定をします。
iCTの「新規」から「同一ネットワーク内にある機器を自動検出」を実施してください。
1-2)IPアドレスを設定したいカメラを特定します。
品番、MACアドレス、シリアルNoなどから探してください。
チェックを入れて、行が青反転していることを必ず確認ください。
1-3)IPアドレスの変更をクリックします。
1-4)IPアドレス編集画面に移動します。
「機器のIPアドレスを個別に編集する」を選択して「編集画面へ」
※「対象機器が存在しません」と表示された場合はこちらを参照ください
1-5)接続モード、IPアドレスを入力しカメラに反映させます。
接続モードを固定IPに設定し、IPアドレスを入力して「開始」※
対象のカメラに正しくIPが設定されたか確認したら「完了」
※DHCPサーバーをお使いの場合は、接続モードを「DHCP」にしてください。
・2台目以降、行を選択して同様に実施していきます。
以上でカメラのIP設定は終了です。
1-6)カメラの管理者設定をします。
管理者の変更を選択後、機器に設定する管理者、パスワードを入力し「開始」
対象機器に正しく管理者、パスワードが設定されたら「完了」
以上でカメラのIPアドレス管理者設定は終了です。
設定した管理者名、パスワードは忘れないように管理をお願い致します。
2)インターネットに出られるようにします。
カメラにDNSサーバーアドレスを登録します。
2-1)カメラにアクセスします。
対象カメラの行を選択して右クリック。
「機器の操作画面ブラウザーを表示する」を選択。
2-2)カメラの設定画面を開きます。
ログインして「設定」>「詳細設定」>「ネットワーク設定」に入ります。
DNSサーバーアドレス※を入力します。
※多くの場合はデフォルトゲートウェイがDNSサーバーを兼ねています。
※DHCPの場合はAuto設定にします。
上図は例示です。IPアドレス、DNSのアドレスは現場環境に合わせて設定ください。
これでインターネットに出る準備が出来ました。
3)Remo.サービスに紐づけます。
3-1)ネットワークの「i-PRO Remo. Service」設定に入ります。
3-2)登録した契約ユーザーのメールアドレスとパスワードを入力して「OK」
1分ほどで登録が完了し「正常終了しました」と表示されます。
以上でRemo.サービス登録は終了です。次は映像の設定です。
4)時刻合わせをします。
この項ではNTPサーバーを登録して時刻合わせをします。
システム上、時刻が数秒でもズレていると画像が出ません。
4ー1)NTPの設定
設定のネットワークーアドバンスーNTPタブよりNTP設定をします。
NTPテストを実行すると設定が反映され、結果はシステムログにも残ります。
ntp.nict.jp(エヌティーピー ドット エヌアイシーティー ドット ジェイピー)に合わせます
時刻合わせテストが成功すれば完了です。このときNTP設定も保存されます。
5)映像がスムーズに見られるように設定します。
この項ではSD記録期間とスマホ閲覧時のパケット消費を考慮し、なるべく低レートで画質を維持する
設定例を記述いたします。運用ケースによって変更ください。
5ー1)ストリーム(1):録画映像の設定
設定の映像タブよりストリーム1の設定を変更します。
※録画しない場合や、SDメモリーカードスロットが無いモデルは4-2)へ
SDメモリーカードに記録されるストリームになります。
以下は詳細設定から実施した例です。
画面一番下の[設定]ボタンをクリックし、設定を保存します。
これでFullHD、10ipsのライブ、録画設定が完了です。
動きが無い時は300kbpsくらいまで落とすことができます。
パケット料金の兼ね合いやお使いのネットワーク帯域によりレートを変更ください。
必要に応じ「画質」から逆光やフリッカレス等の設定と「音声」も設定ください。
詳細は各カメラの取扱説明書(操作設定編)を参照してください。
5-2)ストリーム2:Remo.ライブ画面の設定
下にスクロールして、ストリーム2の設定を変更します。
Remo.画面上でライブ表示されるストリームです。
解像度とビットレートを小さくして多画面でもスムーズに表示させる狙いです。
以下は詳細設定から実施した例です。
画面一番下の[設定]ボタンをクリックし、設定を保存します。
これでHD、10ipsのライブ設定が完了です。
動きが無い時は200kbpsくらいまで落とすことができます。
パケット料金の兼ね合いやお使いのネットワーク帯域によりレートを変更ください。
必要に応じ「画質」から逆光やフリッカレス等の設定と「音声」も設定ください。
詳細は各カメラの取扱説明書(操作設定編)を参照してください。
5-3)ストリーム3:Remo.ライブ画面の設定
下にスクロールして、ストリーム3の設定を変更します。
Remo.画面上でライブ表示されるストリームです。
さらに解像度とビットレートを小さくして多画面でもスムーズに表示させる狙いです。
以下は詳細設定から実施した例です。
画面一番下の[設定]ボタンをクリックし、設定を保存します。
これでHD、10ipsのライブ設定が完了です。
動きが無い時は200kbpsくらいまで落とすことができます。
パケット料金の兼ね合いやお使いのネットワーク帯域によりレートを変更ください。
必要に応じ「画質」から逆光やフリッカレス等の設定と「音声」も設定ください。
詳細は各カメラの取扱説明書(操作設定編)を参照してください。
6)録画設定および確認をします。
※録画しない場合や、SDメモリーカードスロットが無いモデルは本項は飛ばします。
おおまかな流れを記述します
1)SDメモリーカードをカメラに装着
2)カメラブラウザでSD録画の設定
①SDフォーマット
②SDカードの保存モード設定
③録画スケジュール設定
3)カメラの録画リストを確認
【ご参考】録画容量の目安について
システムデザインツール(通称:SDT)の「簡易録画容量算出」で日ごとの必要容量を算出できます。
カメラ1台ずつ実施ください。
SDメモリーカードの品番や注意事項は弊社サポートページのSDメモリーカードを参照ください。
※アラーム録画等行う場合は各カメラの取扱説明書(操作設定編)を参照ください。
6-1)SDメモリーカードをカメラに装着
各カメラの取扱説明書(設置編、及び設置編チラシ)に従ってください。
6-2)SD録画の設定
再度カメラの設定画面に入ります。
「設定」-「基本」-「SDメモリーカード」タブの画面を表示します
※この画面で①と②を実施します
①SDフォーマット実施
”SDメモリーカード情報”の”フォーマット”の[実行]ボタンをクリックします。
フォーマットが完了すると以下メッセージがでます。メッセージ画面右上の[x]で閉じます。
②SDカードの保存ードを設定
”保存モード”を「スケジュール保存」に設定します。
画面一番下の[設定]ボタンをクリックし、設定を保存します。
③録画スケジュールを設定
「設定」-「スケジュール」タブの画面を表示します
「動作モード」を「SD録画」に設定します。
「スケジュール」で録画したい曜日と時間を設定します。
時間は「24h録画」か「時間指定」ができます。
画面一番下の [設定] ボタンをクリックし、設定を保存します。
保存したらライブ画に戻ります。
6-3)カメラの「ログ表示/再生」から録画リストを確認
左上の「ライブ画」をクリックし、ライブ画面を表示します。
SDメモリーカードタブの[ログ表示/再生]の[開始]ボタンをクリック
【ログ表示画面】が起動し、 録画リスト一覧が表示されます。
※録画モード、期間の指定をして検索することができます。
【ログ表示/再生画面】のリストをクリックすると【SD録画再生画面】が起動します。
[再生]ボタンをクリックして再生されれば、ローカル環境でのSD録画確認は終了となります。
以上でSD録画の準備が出来ました。
全ての「✖」ボタンで閉じてください。
次はi-PRO Remo. Service画面で
・https://iproiot.atlassian.net/wiki/spaces/IWSM/pages/1090093415#%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%80%81%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%A7%B0%E3%82%92%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8B
・https://iproiot.atlassian.net/wiki/spaces/IWSM/pages/968229205#%E9%8C%B2%E7%94%BB%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%82%92%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B(%E5%8D%98%E7%94%BB%E9%9D%A2)
を実施ください。