運用上の注意
使用上の注意事項(使用環境を含む、運用環境)
本製品は屋内専用です。本製品に接続する電源や対抗機は同じ建物内からとり、屋外引き込みケーブルには直接接続しないでください。 屋外接続ケーブルに接続する場合にはお客様にてケーブルにサージ対策を実施してください。
屋外相当の環境では使用しないでください。お客様のシステムの内部で本製品を使用する際には、本製品が位置する内部を屋内相当の環境としてください。
長時間日光の当たるところでは使用しないでください。
本製品の温度管理構造(冷却構造等)は、お客様にてご用意いただく必要があります。使用環境の使用温度範囲内でご使用ください。範囲外でご使用された際にはモジュールカメラの誤動作や破壊の可能性があります。
本製品の金属部は高温になります。また、動作中は高温部に直接触れないようにしてください。
本製品は可燃性ガスの雰囲気中では使用しないでください。
本製品は塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置しないでください。
本製品は連続的な振動(空調機等による繰り返し応力・製造装置や搬送機器などによる振動)が加わる環境には設置しないでください。
本製品に過大な衝撃・繰返しの衝撃が加わらぬようにしてください。
長時間安定した性能でお使いいただくためには、高温・多湿の場所で長時間使用しないでください。
本製品は運用開始前に時刻の設定を実施してください。
インターフェース拡張モジュール利用の際は、本製品の起動中は信号が不安定になることがありますので、本製品の起動が完了(約60秒)してから動作させるようにしてください。
ネットワークの混雑具合や、本製品へのアクセス集中などにより、画像の表示が止まる場合があります。PCのキーボードの[F5]キーを押すなどして、画像の取得要求を行ってください。
無線モデルのご使用にあたり:
無線接続時は、無線ルータへ事前に接続する必要があります。
microSDカードに接続設定ツールで作成したファイルを格納し、電源を起動することで接続が完了します。(※詳細は、”接続について”内の無線接続方法を確認してください。)microSDカードは、i-PRO機器専用のカードを推奨します。
カード利用は”運用上の注意”を参照してください。
ネットワークに関するお願い
本機はネットワークへ接続して使用するため、以下のような被害を受けることが考えられます。
本機を経由した情報の漏えいや流出
悪意を持った第三者による本機の不正操作
悪意を持った第三者による本機の妨害や停止
このような被害を防ぐため、お客様の責任の下、下記のような対策も含め、ネットワークセキュリティ対策を十分に行ってください。
ファイアウォールなどを使用し、安全性の確保されたネットワーク上で本機を使用する。
PCが接続されているシステムで本機を使用する場合、コンピューターウイルスや不正プログラムの感染に対するチェックや駆除が定期的に行われていることを確認する。
不正な攻撃から守るため、ユーザー認証を利用し、ユーザー名とパスワードを設定し、ログインできるユーザーを制限する。◦画像データ、認証情報(ユーザー名、パスワード)、アラームメール情報、FTPサーバー情報、DDNSサーバー情報などをネットワーク上に漏えいさせないため、ユーザー認証でアクセスを制限するなどの対策を実施する。◦管理者で本機にアクセスしたあとは、必ずすべてのブラウザーを閉じる。
管理者のパスワードは、定期的に変更する。また、認証情報(ユーザー名、 パスワード)を第三者の目に触れないよう、適切に保管する。
本機、ケーブルなどが容易に破壊されるような場所には設置しない。
初回起動時の注意事項
DHCPサーバーが無い場合、IPアドレスの初期値は「192.168.0.10」になります。
ユーザー名、パスワードは出荷時には未設定になっており、初回起動時に設定します。設定したユーザー名、パスワードが分からなくなった場合、カメラの初期化が必要です。カメラを初期化するとすべての設定が消去されますので、ユーザー名、パスワードは第三者の目に触れないように大切に保管してください。初期化の方法はカメラ本体の説明書を参照してください。
microSDカード使用時の注意
本製品でmicroSDメモリーカード(※microSDXCメモリーカード/microSDHCメモリーカードも含む)をフォーマットしてから使用してください。
フォーマットは、本製品の設定メニューの画面で 基本>SDメモリーカード>フォーマット より実行してください。
フォーマットすると記録されていた内容は消去されます。以下品番のi-PRO機器専用microSDメモリーカードの使用を推奨します。
WV-SDB032G/M
WV-SDB064G/M
WV-SDB128G/M
WV-SDB256G/MmicroSDメモリーカードの保存可能枚数/時間(目安)は、弊社モジュールカメラ製品のウェブサイトを参照してください。
JPEGの保存可能枚数
ストリーム(H.265またはH.264)の保存可能時問スピードクラスClass6以上の業務用microSDメモリーカードを使用してください。
スピードクラスClass10対応のmicroSDメモリーカードの場合は、 UHS-I(Ultra High Speed-I)対応のカードを使用してください。microSDメモリーカードの交換周期の目安は、弊社モジュールカメラ製品のウェブサイトを参照してください。
自動上書き機能を使ってmicroSDメモリーカードに繰り返し録画する場合は、高い信頼性と耐久性を持ったものを使用してください。