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画質の調整

画質の調整

カメラの画質調整機能について記述します。必要に応じてカメラに設定ください。

 

スーパーダイナミック

入り口など逆光の環境で明るい部分と、暗い部分の映像をデジタル処理で合成し、明るい部分と暗い部分が自然に見えるようになります。
明暗差の大きい被写体では、カメラは明るい部分に合わせてレンズの絞りを設定してしまうため、暗い部分が見えなくなってしまいます。
逆に暗い部分にレンズの絞りを合わせると、明るい部分が見えなくなってしまいます。このようなときに本設定を使用します。

ワイドダイナミックレンジ

入り口など逆光の環境で明るいところと、暗いところを補正し、自然な状態で見えるようになります。

被写体の暗い部分のノイズが増えます。


逆光補正(BLC)

映像のより明るい部分に自動でマスクをかけて、逆光を補正します。玄関や窓際などで外からの強い光のために、内側の被写体の明るさが暗くなり、顔などの視認性が低下するとき、本設定を使用します。


顔連動制御

ワイドダイナミックレンジ、スーパーダイナミックと連動しています。人物の顔が暗くて見えにくい場合、映像の顔部分を明るく見やすく補正します。


マスクエリア

映像の明るい部分にマスクをかけて、逆光を補正します。「ワイドダイナミックレンジ」「スーパーダイナミック」「逆光補正(BLC)」は「Off」に設定します。


暗部補正

映像の暗い部分を明るくします。

被写体の暗い部分の明るさを調整し視認性を上げたいときに本設定を使用します。
【注意】
「暗部補正」を「On」にすると暗い部分のノイズが増えることがあり、また暗い部分と明るい部分の

 境界付近が、他の暗い部分・明るい部分よりも暗く、または明るく表示されることがあります。

 

光量制御モード

明るさによって、電子シャッターと自動絞りを併用して光量を制御します。動きの速い被写体がぶれてしまう時。蛍光灯下などではフリッカー(ちらつき)が発生するときに本設定を使用します。
・屋外撮影 : 屋外で使用します。
・フリッカレス(50 Hz) : 屋内周波数50Hz の地域で使用します。フリッカが出る場合に使用します。
・フリッカレス(60 Hz) : 屋内周波数60Hz の地域で使用します。フリッカが出る場合に使用します。
・ELC : 固定絞りレンズや手動絞りレンズを使用する場合に使用します。
・シャッター固定 1/30 固定, 3/100 固定, 3/120 固定, 2/100 固定, 2/120 固定, 1/100 固定, 1/120 固定
 : シャッターを固定し使用します。照明などのフリッカを防ぐことができます。
1/250 固定, 1/500 固定, 1/1000 固定, 1/2000 固定, 1/4000 固定, 1/10000 固定
 : 交通監視など動きの速いものを監視する場合に使用します。分母の数値が大きいほど速いものを監視するのに適しています。


ゲイン

夜間、明るい状態で撮影するときに使用します。暗くなると、自動的にゲインが上がり映像が明るくなります。被写体の照度が明るすぎたり、暗すぎたりする時、低照度のときのノイズが目立つときに、本設定を使用します。


オートスローシャッター

感度をあげることによって、暗い環境でも明るく撮影ができます。
「オートスローシャッター」を設定すると、フレームレートが下がります。また、画像内にノイズおよび白い点(傷)が見える場合があります。
「オートスローシャッター」を設定すると、残像が出ます。


白黒切換

白黒映像とカラー映像の切り換えします。夜間になり環境照度が低下したときに、感度を上げ視認性をあげたいときに、本設定を使用します。
・Off : カラー映像(カラーで監視したい時に使用します。)
・On : 白黒映像
・Auto : 光源が明るい場合はカラーモード、光源が暗い場合は白黒モードに自動で切り換わります。(通常の使用状態です。)
・Auto1(Normal モード) : 光源が明るい場合はカラーモード、光源が暗い場合は白黒モードに自動で切り換わります。(通常の使用状態です。)
・Auto2(IR Light) : 夜間時、近赤外線の光源を使用する場合に使用します。
・Auto3(Super Chroma Compensation (SCC)) : 光源が暗い場合でもカラー映像を維持したい場合に使用します。


レベル

カラー映像と白黒映像を切り換える明るさを設定します。


切換時間

カラー映像と白黒映像を切り換えるまでの時間を設定します。


ホワイトバランス

照明環境に合った色合いの調整をします。色調が照明条件の影響を受けることに気づいたときに本設定を使用します。

デジタル・ノイズ・リダクション

暗いところで撮影するときに起こるノイズを低減します。低照度時の残像やノイズが目立つときに本設定を使用します。


画揺れ補正

揺れを補正します。揺れのある場所で使用します。
・On : 揺れ補正状態。監視画角が狭くなり解像度が低くなります。環境により揺れ補正の効果がない場合もあります。
「オートスローシャッター」を「Off(1/30s)」で使用してください。
・Off : 揺れ補正しません。


クロマレベル

色の濃さを調節します。出画された色の濃さと実際の色の濃さが違っていて、濃淡を変えたいときに本設定を使用します。

アパーチャレベル

輪郭補正を調節します。被写体の輪郭強調が強すぎる、又は弱すぎる時。被写体の周辺にノイズが目立つときに本設定を使用します。

ぺデスタルレベル

暗いところが明るくなるよう調節します。黒の色調が不自然であることに気づいたとときに本設定を使用します。

霧補正

霧発生時など画像がかすむ場合に、デジタル画像処理によって画像を見やすく補正することができます

 

・エッジストレージに接続されたHDMIモニターにおいて以下の設定が可能です。

 PCが無くてもカメラに設定変更ができます。

詳しくはエッジストレージの「取扱説明書(操作・設定編)」をお読みください。

 

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