目次
環境構築
環境構築手順はこちらをご参照ください。
モデルの変換
モデル変換については下記ページをご参照ください。
設定ファイル仕様・サンプルモデル変換(Tensorflow編)
設定ファイル仕様・サンプルモデル変換(ONNX/PyTorch編)
モデルの評価
CVツールには、変換後のモデルの推論時間、精度などを評価する仕組みは含まれていません。
変換後モデルをi-PROカメラ上で実行し、評価を行ってください。
推論時間
推論実行API・Adam_AI_RunNet() 呼び出し前後の時間を計測してください
精度
モデルの出力層のデータを取得するAPI・Adam_AI_GetOutput() で取得したデータを使って、精度評価を行ってください。
CVツールには、変換後モデルの推論時間と出力層のデータを取得できるサンプルアプリが含まれています。
次から使用方法を紹介します。
評価の準備
評価にはChrome拡張機能のADAM OPERATION UIを使用します。
インストール方法の詳細はSDK同梱のドキュメント「AdamAppDevelopmentManualForIpro.pdf」を参照してください。
また、アプリがインストールできるi-PROネットワークカメラを用意してください。
DnnSdApp
アプリインストール
まず、コンテナ内にあるDnnSdApp パッケージ(DnnSdApp_V0_4_ambaCV2X.ext)を、ホストPCにコピーします。
[Work Directory]
は任意のディレクトリ
$ cd [Work Directory] $ sudo docker run -it --rm -v $(pwd):/work [image name] /bin/bash $ cp /home/cvtool/app/DnnSdApp_V0_4_ambaCV2X.ext /work
ブラウザを起動し、カメラの詳細設定画面にアクセスします。
[基本]-[SDメモリーカード]-[運用モード]の[SDメモリーカード]と[機能拡張ソフトウェアモード]を「On」に設定します。
SDカードを使用しない場合は「使用しない」としてください。
モデルをアップロードする際、TFTPサーバーで転送する方法を使います。
機能拡張ソフトウェア画面に遷移し、DnnSdAppをインストールします。
モデル評価
評価モデルに合わせて設定を変更します。
ADAM OPERATION UIを表示し、DnnSdAppのAppPrefから各種設定を行います。
layernamein:入力レイヤー名
layernameout:出力レイヤー名(複数設定の場合、コンマで区切り)
NETNAME:モデル名
TftpServerIP:モデルを格納しているTFTPサーバアドレス
※SDカードを使用しない場合に設定します
次に、評価に使用する画像を圧縮し、dnn.tar.gzを作成します。
フォルダ構成は下記に従ってください。jpegまたはmp4どちらかのみでも使用できます。
tar cvzf dnn.tar.gz dnn
フォルダ構成 | 備考 | ||
---|---|---|---|
dnn/ | test_jpeg/ | yyy1.jpg | jpeg配置ディレクトリ、配置するファイル名は任意 拡張子は".jpg", ".jpeg", ".JPG", ".JPEG" |
yyy2.jpg | |||
: | |||
test_mp4/
| zzz1.mp4 | mp4配置ディレクトリ、配置するファイル名は任意 拡張子は”.mp4” | |
zzz2.mp4 | |||
: |
アプリ画面を開いて、画像データをアップロードします。
画像データ(dnn.tar.gz)のサイズが70MBより大きい場合は、dnnフォルダを直接SDカードに配置します。
[SDカード]/dnn_sd_app/dnn/~~
モデルファイルをアップロードします。
SDカードを使用しない場合は、TFTPサーバーを使ってモデルをアップロードします。
TFTPサーバー(AppPrefで設定したものと同じIP)にモデルファイルを格納してから、「Send」ボタンをクリックしてカメラにモデルを転送してください。
モデル、画像を配置したら、「Start」ボタンで実行開始します。
実行が完了すると、Downloadボタンから結果ファイルを取得できます。
SsdSdApp
操作はDnnSdAppと同様です。
フォルダ名などは、「dnn」⇒「ssd」と読み替えてください。