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はじめに
ここでは、SDK v2.00未満のAdamAppと、SDK v2.00以降のContainer版AdamAppの概要比較について説明します。
Container版AdamAppとSDK v2.00未満のAdamAppを比較してのメリットとデメリット
【メリット】
開発環境をコンテナレジストリから取得できます。
Azure IoT HubにIoT Edge Deviceとして登録可能。
Visual Studio Codeの拡張機能で簡単にデプロイ可能。
追加アプリ開発環境に好きなライブラリをaptなどを用いてインストールできます。
SDK v2.00未満と同様、映像・音声の取得、各種情報取得、CNN/物体検知、CV処理、イベントループによる処理、独自の設定値の保存や編集、一部のカメラ情報の設定や取得などは実現できます。
【デメリット】
Adam API / Adam Web APIを利用して従来版と同様の機能が実現できるが、Adam Web APIによるアプリのインストール・アンインストール・開始・停止・スケジュール設定は不可能。
Azure 以外のクラウドに対応することはできない。
Container版AdamAppの開発手法
Container版AdamAppの開発手法について説明します。
Visual Studio Codeでの開発を推奨します。
※SDK v1.80未満は推奨はありませんが、SDK v1.80以降ではVisual Studio Codeでの開発を推奨しています。i-PROカメラへコンポーネントをインストールする必要がなくなります。Visual Studio Code上でビルド、プッシュ、デプロイまで実施できます。
インターネット接続は必須となります。
aptコマンドが使用可能になるのでOSSの導入が簡単に行えます。また、i-PROカメラで使用しているライブラリバージョンに依存せずに使えるようになります。