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目次


はじめに


ここではiPRO Camera SDKを利用してコンテナアプリを開発する手順をサンプルアプリを用いて説明します。また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}として記載します。

このチュートリアルはSDK ver.2.10以降のみ対応しています。SDK ver.2.10未満では利用できませんのでご注意ください。また、SDK ver.2.10以降のContainer AdamAppはSoCがambaCV5Xアプリのみ開発可能です。ご利用されるカメラのSoCについてはこちらを確認ください。

また、SoCがambaCV2Xのアプリを開発される場合はこちらから開発環境を構築ください。

ビルド手順


開発者ライセンスの利用

既に開発者ライセンス(development.key)を申請し取得していると思いますので、SDK/confフォルダに配置しておいてください。

サンプルアプリのビルド

ここでは例としてサンプルアプリをビルドする手順を実施します。

${SDK_DIR}に移動します。

cd ${SDK_DIR}

setup_env.shでContainerAdamApp専用のオプションを新たに追加します。

source setup_env.sh ambaCV5XCEX

その後、以下のシェルスクリプトでextファイルがビルドされます。

./ext_docker_build.sh [サンプルアプリのディレクトリ]

例えば、C版のskeleton_sample_appであれば下記のようにビルドします。(Python版も同様ですので省略します)

./ext_docker_build.sh src/adamapp/skeleton_sample_app

ビルドが成功すると、サンプルアプリのディレクトリ内に以下の二つのファイルが生成されます。

  • [アプリ名]_[バージョン名].ext

  • [アプリ名]_[バージョン名].zip

アプリ名およびバージョン名はdocker_compose.yamlの上から一番最初に見つかった imageの値から取得しています。例えば image: “skeleton_sample_app:0.0.6” と記載してあれば、ファイル名はskeleton_sample_app_0.0.6.ext (zip)となります。

動作確認

カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。

Image-20240830-155500.jpg

下記画像のような、文字列が表示されていれば成功です。

Image-20240830-155501.jpg

外部ライブラリを用いたサンプルアプリのビルド

外部ライブラリを用いたアプリも、別途ソースコードをビルドしたりせずに利用することが出来ます。

ここでは例としてjpeg_app_for_CV5Xをビルドする手順を実施します。

C版ではlibjpeg、Python版ではNumpyおよびOpenCVをビルドします。数時間ビルドに時間がかかる場合がありますので十分な余裕を持ってビルドください。また、十分な空き容量も確保しておいてください。
※具体的に必要な時間や空き容量は外部ライブラリに依存しますのでわかりかねます。

${SDK_DIR}に移動します。

cd ${SDK_DIR}

setup_env.shでContainerAdamApp専用のオプションを新たに追加します。

source setup_env.sh ambaCV5XCEX

その後、以下のシェルスクリプトでextファイルがビルドされます。(Python版も同様ですので省略します)

./ext_docker_build.sh src/adamapp/jpeg_app_for_CV5X

ビルドが成功すると、サンプルアプリのディレクトリ内に以下の二つのファイルが生成されます。

  • [アプリ名]_[バージョン名].ext

  • [アプリ名]_[バージョン名].zip

動作確認

カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。

Image-20240830-155500.jpg

下記のように、起動した際にカメラが撮影した画像が表示されれば成功です。

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