目次
はじめに
ここではiPRO Camera SDKを利用してコンテナアプリを開発する手順をサンプルアプリを用いて説明します。また、このチュートリアルではSDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}
として記載します。
ビルド手順
開発者ライセンスの利用
既に開発者ライセンス(development.key)を申請し取得していると思いますので、SDK/confフォルダに配置しておいてください。
サンプルアプリのビルド
ここでは例としてサンプルアプリをビルドする手順を実施します。
${SDK_DIR}
に移動します。
cd ${SDK_DIR}
setup_env.shでContainerAdamApp専用のオプションを新たに追加します。
source setup_env.sh ambaCV5XCEX
その後、以下のシェルスクリプトでextファイルがビルドされます。
./ext_docker_build.sh [サンプルアプリのディレクトリ]
例えば、C版のskeleton_sample_app
であれば下記のようにビルドします。(Python版も同様ですので省略します)
./ext_docker_build.sh src/adamapp/skeleton_sample_app
ビルドが成功すると、サンプルアプリのディレクトリ内に以下の二つのファイルが生成されます。
[アプリ名]_[バージョン名].ext
[アプリ名]_[バージョン名].zip
アプリ名およびバージョン名はdocker_compose.yamlの上から一番最初に見つかった imageの値から取得しています。例えば image: “skeleton_sample_app:0.0.6” と記載してあれば、ファイル名はskeleton_sample_app_0.0.6.ext (zip)となります。
動作確認
カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。
下記画像のような、文字列が表示されていれば成功です。
外部ライブラリを用いたサンプルアプリのビルド
外部ライブラリを用いたアプリも、別途ソースコードをビルドしたりせずに利用することが出来ます。
ここでは例としてjpeg_app_for_CV5Xをビルドする手順を実施します。
C版ではlibjpeg、Python版ではNumpyおよびOpenCVをビルドします。数時間ビルドに時間がかかる場合がありますので十分な余裕を持ってビルドください。また、十分な空き容量も確保しておいてください。
※具体的に必要な時間や空き容量は外部ライブラリに依存しますのでわかりかねます。
${SDK_DIR}
に移動します。
cd ${SDK_DIR}
setup_env.shでContainerAdamApp専用のオプションを新たに追加します。
source setup_env.sh ambaCV5XCEX
その後、以下のシェルスクリプトでextファイルがビルドされます。(Python版も同様ですので省略します)
./ext_docker_build.sh src/adamapp/jpeg_app_for_CV5X
ビルドが成功すると、サンプルアプリのディレクトリ内に以下の二つのファイルが生成されます。
[アプリ名]_[バージョン名].ext
[アプリ名]_[バージョン名].zip
動作確認
カメラにインストールします(例:下記画像の緑枠からインストール可能)。作成した.extファイルを選択してインストールしてください。
アプリ画面を開きます(下記画像の赤枠ボタン)。
下記のように、起動した際にカメラが撮影した画像が表示されれば成功です。