SDK同梱ドキュメント:AdamAppDevelopmentManualForIpro_Vx_xx.pdf
目次
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Table of Contents | ||||
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1.はじめに
AdamDebug.h に定義されている ADAM_DEBUG_PRINT()関数4を用いると、AdamApp からデバッグログを出力させることが可能になります。(なお、このとき、ADAM_DEBUG_OPEN()関数、及び、ADAM_DEBUG_CLOSE()関数の呼び出しは、不要です。)
次に示す UDP ログを設定していない場合は、i-PRO 本体の不揮発メモリへログが保存されます。不揮発メモリはリングバッファとなっており、古いログから上書きされていきます。
AdamApp のログは i-PRO の Web 画面から取得できる syslog.tgz 内の mnt/log/pflog.tgz 内の log/adam 内にある pf_<インストール ID>_<processId>.log*に出力されています。
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また、このチュートリアルでは、SDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}
として記載します。
1.1. i-PRO でデバッグ ログを表示する方法
1.1.1.UDPLog を有効にする
Adam Operation UI を使って、デバッグログを受信する PC の IP アドレスとポート番号を設定します。
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1.1.2.UDPLogを受信
UDPLog を受信・表示するツールは、UDPLog 受信サーバと UDPLog Receiver(Google Chrome 拡張)から構成されており、それぞれ下記に含まれています。
UDPLog 受信サーバ
${SDK_DIR}/tool/UDPLogRecvSrv
UDPLog Receiver
${SDK_DIR}/tool/ResourceMonitorExtension
※「UDPLog Receiver」は「リソースモニター」に含まれます
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1.1.2.1.UDPLog 受信サーバー
PC のファイアウォールを無効化して、UDPLog 受信サーバを起動します。
Windows では UDPLogRecvSrv.exe を実行します。Linux では startup.sh を実行します。
Linux にて UDPLog のポート番号にウェルノウンポートを使用する場合、root 権限で UDPLog 受信サーバを起動する必要があります。
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UDPLog 受信サーバを起動すると、下記の画面が表示されます。
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WebSocket Port Setting - Port :
UDPLog 受信サーバ/UDPLog Receiver 間の WebSocket 通信で用いるポート番号を設定します。
通常は初期値で構いません。複数のカメラから UDPLog を受信する場合には重複しないよう変更します。
UdpLog File Setting - Write Limit :
受信したログデータをファイルへ出力する際の 1 ファイル当たりの行数を設定します。
Operation - START / STOP :
UDPLog 受信の開始、停止をします。
1.1.2.2.UDPLog Receiver
Resource Monitor を起動します。Resource Monitor のインストール方法は 3.1.9 節★を、起動方法は 8.1.1★節を参照下さい。
Select Mode で UDPLog Receiver を選択します。
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WebSocket Settings - WebSocket Port :
UDPLog 受信サーバ/UDPLog Receiver 間の WebSocket 通信で用いるポート番号を設定します。通常は初期値で構いません。複数のカメラから UDPLog を受信する場合には重複しないよう変更します。
UDPLog 受信サーバの[WebSocket Port Setting]-[Port]と同じポート番号を指定する必要があります。
UdpLog Settings - Receive IP Address / Receive Port :
PC の IP アドレス及び UDPLog 受信ポート番号を設定します。Adam Operation UI で設定したポート番号を指定して下さい。
Operation - START / STOP / CLEAR / COPY :
UDPLog 受信サーバから UDPLog 受信の開始、停止をします。[CLEAR]は表示エリアに表示されているログのクリアを行い、[COPY]はクリップボードへコピーします。
Operation - Save To Files
UDPLog をファイル保存する場合、チェックします。本項目にチェックが入っている場合、START ボタン押下時にログ保存ディレクトリ名を設定するダイアログボックスが表示されます。ログ保存ディレクトリは UDPLog 受信サーバと同じディレクトリ内に生成されます。
Operation - Single file
最大行数ごとにファイルを分割せず、単一ファイルにすべての UDPLog を保存する場合にチェックします。
Operation - Show realtime
UDPLog を表示エリアに表示する場合にチェックします。
Operation - Original log
受信ログをそのまま表示する場合にチェックします。チェックしていない場合、ログデータの行頭にシーケンス番号及び受信時の PC 時刻を付与します。
Operation - Show the latest [NNNN] lines
表示エリアに最新何行を表示するかを選択します。古いログから消えます。
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はじめに
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この章では、AdamApp を 開発する際に利用するユーティリティについて説明します
Resource Monitor
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Resource Monitor を用いて、カメラの CPU(メイン・AI)使用率とメモリの使用状況を確認することができます。
アプリの使用状況については、個別の AdamApp と、アプリトータルでの負荷の状況を確認することが可能です。また、モニタリングの結果を CSV 形式で保存することも可能です。
インストール方法
インストール方法は Adam Operation UI の Google Chrome 用 Extension と同じです。
ファイルマネージャで、<iPRO_CAMERA_SDK_Vx_xxx>/toolを開き、ResourceMonitorExtension フォル ダを拡張機能ページ上にドラックアンドドロップをしてください。
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開始方法
(1) Google Chrome を起動
(2) Chrome 中のアドレスバーの右横にある「拡張機能」ボタンを押し「Resource Monitor for i-pro」を押してください。
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(3)カメラのIPアドレスを入力し、「START」ボタンを押してください。
カメラのユーザ名/パスワードを入力すると、リソースモニタリングが開始します。
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Note |
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ただし、カメラにログインしている状態でなければカメラに接続できません。 |
モニタリング開始時にインストールされている AdamApp がモニタリングの対象となります。開始後にAdamApp のインストール/アンインストールを行った場合は、「STOP」ボタンを押下後、再度「START」ボタンを押下して下さい。
グラフの表示
(1) System
カメラ全体のリソース状況を表示します。
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Info |
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Flash(Write/Erase) および Flash(Read) はCV2Xカメラのみ表示されます。 |
(2) Ext. software total
動作中の AdamApp のリソース状況の合計を表示します。
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グラフが赤線に到達している場合、AdamApp は利用可能なリソース上限に達していることを表します。
CPU 使用率が上限に達すると、カメラはそれ以上 AdamApp が CPU を使用しないように制限します。
メモリ使用量が上限に達すると、AdamApp は強制終了されます。
(3) Individual AdamApps
個々の AdamApp のリソース状況を表示します。インストールされている AdamApp の数だけ表示されます。