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移植対象のアプリがこの制限内で動作できることをご確認ください。
RAM/CPUの制限はcgroupsによって行われています。RAM使用量が制限値を超えた場合、OOM Killerによってアプリが強制終了します。
2.3.2 データのストレージについて
ボリュームをマウントすることで、カメラ内部のフラッシュメモリへデータの書き込みを行うことができます。ただし、フラッシュメモリには書き込み回数に上限があるため、頻繁にデータの書き込みを行う場合は、SDカードを活用ください。
SDカードにデータベースSQliteを構築するとも可能です。サンプルアプリsqlite_appで実装されています。
2.3.3 セキュリティポリシーについて
Container AdamAppに関するセキュリティポリシーの詳細は アプリの開発と動作確認方法(Container Adamapp編) - チュートリアル・FAQ - Development Partner Portal (i-pro.com) をご覧ください。
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コンテナはroot権限で動作させることはできません。
カメラ内ではuid 1000、gid 1000のユーザー権限でアプリが動作します。コンテナはread onlyでマウントされます。
コンテナ内に書き込みを行うことはできません。既存のアプリがコンテナ内に書き込みを行っている場合、一時的なデータであればtmpfs、永続的なデータであればボリュームを別途マウントし、そちらに書き込む必要があります。--previledgedなどのセキュリティを緩和するオプションは使用できません。
カメラ内から直接外部のコンテナレジストリよりイメージをpullすることはできません。必要なイメージは開発用PC上でpull、ビルドし、extファイル内に含まれる必要があります。
2.3.
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4 ADAM APIの使用制限
Container AdamAppに複数のコンテナが含まれている場合、ADAM APIが使用できるコンテナはメインコンテナのみとなり、サブコンテナからは使用できません。
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services キーの子レベルにサブイメージの情報を追加します。 サンプルアプリではすでに記載されていますのでその内容を説明します。
webサービスについての全体の記載は以下となります。
images:
ここには3.2で作成したイメージ名とタグを指定します。ここで指定したイメージが存在しない場合、アプリのビルドスクリプトは失敗します。networks:
コンテナ間で通信したい場合、同じネットワークを指定する必要があります。restart:
コンテナが終了したときにどのように復旧するかを指定します。ext形式Dockerの場合、メインコンテナはDockerの仕組みを使用せずにカメラファームウェアによって監視されるため、noを指定することで、適切に再起動します。一方サブコンテナはカメラファームウェアから監視されませんので、実動作に合わせて設定します。ports:
サブイメージが外部から接続できるポートを公開する場合、[カメラ側]:[コンテナ側]の書式で記載します。volumes:
ボリューム、バインドマウントを記載します。
ボリュームは、サービス名(コンテナ名)と同名のボリューム名のもののみ作成できます。匿名ボリュームは作成できません。
メインコンテナの場合、ボリュームの”target”は “/ai_data” を指定する必要があります。サブコンテナにはこの制限はありません。
ここに定義されているボリューム名は別途yamlファイルトップのvolumes: セクションにも記載する必要があります。
バインドマウントできるディレクトリパスには制限があります。
カメラ内部のフラッシュメモリへデータの書き込みが行われます。フラッシュメモリには書き込み回数に上限があるため、頻繁にデータの書き込みを行う場合は、tmpfsまたはSDカードを活用ください。tmpfs:
セキュリティポリシーによりコンテナ内には書き込めないため、/var以下などのアプリが一時的に保存するディレクトリがある場合はここに指定します。
nginxの場合、 /var/cache/nginx、/var/run 以下に書き込みますので、これらをtmpfs として指定しています。
カメラ内部のRAMへデータの書き込みが行われます。必須のパラメータ
以下パラメータはi-RPOカメラのセキュリティポリシーを満たすために付与が必要です。 このままコピー&ペーストしてください。Code Block read_only: true user: 1000:1000 cap_drop: - "net_raw" security_opt: - "label=type:ipro-container.process" - "no-new-privileges" labels: com.i-pro.app-type: "ext" com.i-pro.device-category: "CV5x-A" com.i-pro.device-vendor: "i-PRO"
ルートレベルのvolumesの記載
yamlファイルのルート (トップ) 以下のvolumes: セクションに、ボリューム名を記載します。
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