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目次

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Table of Contents
minLevel1
maxLevel4

はじめに

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AdamApp は、定められた形式(AdamApp パッケージ形式)にパッケージングをして、インス トールする必要があります。このため、AdamAppSDK では、AdamApp のビルドと AdamApp パッケージ 作成を、容易に行える環境を提供します。

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また、このチュートリアルでは、SDKのインストールディレクトリを${SDK_DIR}として記載します。

AdamApp のパッケージ形式

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AdamApp パッケージ形式とは、カメラにインストールする際のパッケージ形式です。 具体的には、下記に示すディレクトリ構成で、かつ、これらを zip 化 + 暗号化したものです。※C/C++を例に記載します。

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bin/

AdamApp 実行プログラムを格納するディレクトリ

conf/

コンフィギュレーション情報を格納するディレクトリ

data/

AdamApp 用外部データファイルを格納するディレクトリ

python/

Python スクリプトファイルを格納するディレクトリ

setup/

セットアップスクリプトファイルを格納するディレクトリ

ターゲット依存マクロ

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この節では、ターゲット依存マクロについて説明します。ターゲット依存マクロは、機種や OS などの違 いを示すもので、マクロ変数として定義され、ソースコード、ヘッダファイル、Makefileから利用すること ができます。開発者は、機種や OS などによって AdamApp の実装を変える必要がある場合、このマクロを 利用することで、作り分けることができます。

ソースファイルとヘッダーファイルのマクロ

ソースファイル、及び、ヘッダファイル用のターゲット依存マクロは、下記のマクロが定義されます。

Macro Name

Description

Macro to represent the architecture (ADAM_TARGET_ARCH_XXX)

ADAM_TARGET_ARCH_aarch64-linux-gnu

Linux 64bit on aarch64 (For ambaCV2X)

Macro to represent the model name (ADAM_TARGET_MODEL_XXX)

ADAM_TARGET_MODEL_ipro

i-pro Model

Macro to represent the OS (ADAM_TARGET_OS_XXX)

ADAM_TARGET_MODEL_linux

Linux

Macro to represent the detail platform (ADAM_TARGET_PF_XXX)

ADAM_TARGET_PF_ipro_ambaCV2X_linux

i-pro Model / ambaCV2X / Linux

Makefileのマクロ

Makefile 用のターゲット依存マクロは、下記のマクロが定義されます。

Macro Name

Value

Description

ADAM_TARGET_ARCH

Macro to represent the architecture

aarch64-linux-gnu

Linux 64bit on aarch64 (For ambaCV2X)

ADAM_TARGET_MODEL

Macro to represent the model name

ipro

i-pro Model

ADAM_TARGET_OS

Macro to represent the OS

linux

Linux

ADAM_TARGET_PF

Macro to represent the detail platform

ipro_ambaCV2X_linux

i-pro Model / ambaCV2X / Linux

AdamApp パッケージの生成手順

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この節では、AdamApp パッケージの具体的な作成手順について、AdamAppSDK のサンプルプログラム (SkeletonSampleApp)を用いて、説明します。 パッケージ作成手順は、大きく分けて、下記の 3 つのフェーズで構成されています。

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それぞれの具体的な方法について、これ以降で説明していきます。

ソースファイルと Makefile を生成する

(1) ソースファイルの作成と配置

AdamAppSDK では、AdamApp のソースコードは、
<AdamAppSDK のインストールディレクトリ>/src/adamapp
以下に置くことを前提としています。

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PROG_CXXFLAGS= $(ADAM_CXXFLAGS)

PROG_CXXFLAGS+= -fno-rtti

PROG_CXXFLAGS+=

PROG_CXXFLAGS は、C++のコンパイルオプションを指定する変数です。 AdamApp 独自の C++コンパイルオプションがある場合は、この変数に追記して下さ い。 なお、PROG_CXXFLAGS に設定済みの値[$(ADAM_CXXFLAGS)]は、消さないでく ださい。

ファイルの生成と配置

(1) AdamApp 用外部データファイルの作成と配置

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AdamApp で、設定値管理機能を用いる場合は、こちらに従って、設定値管理ファイルを作成し、appPrefs.json というファイル名で、skeleton_sample_app/ディレクトリ直下に配置してください。

AdamApp のビルドとパッケージの生成

AdamApp に必要なファイルの作成と配置が完了したら、AdamApp のビルドとパッケージ作成を行いま
す。具体的には、(1)AdamApp の実行環境に対応する設定ファイルを読み込み、(2)make の実行、を実施し
ます。
詳しい手順について、これ以降で説明します。

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SkeletonSampleApp.zip :

必要な情報を格納した bin, data, config, setup の各ディレクトリを zip 化したパッケージファイルで す。

SkeletonSampleApp.ext :

SkeletonSampleApp.zip を Base64 化したパッケージファイルです。AdamApp のインストールす る際に、zip ファイルではなく、Base64 ファイルを指定する必要がある場合に、このファイルを用います。(監視カメラの商品 UI を用いてのインストールなど)

コンフィギュレーションファイルのフォーマット

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コンフィギュレーションファイルとは、AdamApp の動作に必要な情報を記述したファイルです。Adam
実行環境は、このファイルの内容を参照して、AdamApp の制御(インストール/開始など)を行います。このため、このファイルの内容が誤っている場合は、AdamApp のインストールや開始に失敗することがありますので、正確に記述してください。
なお、このファイルは、AdamApp パッケージの作成時に参照されますので、AdamApp 作成のための
make 実行前までに作成しておく必要があります。

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${SDK_DIR}/src/adamapp/[任意のサンプルアプリ]/configuration.txt

configuration.txt の各用語

コンフィギュレーションファイルの各項目は、タグと値で構成されており、下記のフォーマットで記述し ます。

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サンプルアプリケーションと同じ値を設定してください。

AIアクセラレーターの活用事例

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Note

・AI アクセラレータは i-pro ambaCV2X モデル向けの AdamApp でのみ、利用可能です。

・ツール(cvtool)は AdamAppSDK には含まれていません。必要な場合には、i-PRO 株式会社にお問合せください。

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Adam では、上記の手順 1.を行うためのツール(cvtool)を用意しています。cvtool の使用方法については、 AIモデル変換ツールを参照してください。

Appendix

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Appendix A: 製品のセキュリティについて

製品セキュリティを確保するため以下の事に注意して開発してください。
・静的解析を実施してください。
・脆弱性の検証を行ってください。
・OSS 使用時には、最新の OSS を使用する、或いは、既知の脆弱性を確認してからご使用ください。

Appendix B: AdamApp で利用可能な CPU と RAM

AdamApp で利用可能な CPU 使用率及び RAM 使用量は、i-PRO カメラの機種によって異なります。
CPU 使用率が上限に達すると、カメラはそれ以上 AdamApp が CPU を使用しないように制限します。
メモリ使用量が上限に達すると、AdamApp は強制終了されます。
機種ごとの利用可能なリソース情報は下記 URL を参照下さい。

https://dev-partner.i-pro.com/space/TPFAQ/694780048

Appendix C: Pythonでの開発について

i-PROカメラのPython環境

i-PRO カメラにあらかじめインストールされている Python 環境は下記の通りです。

Interpreter : Python 3.7.9

External library : python adam module for ADAM API

Python版AdamAppの構造

Python 版 AdamApp は、下記の図に示すように、Main スレッドと Python スレッドから 構成されている。

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