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bin/

AdamApp 実行プログラムを格納するディレクトリ

conf/

コンフィギュレーション情報を格納するディレクトリ

data/data_CV2X/data_CV5X

AdamApp 用外部データファイルを格納するディレクトリ
※data_CV2X/data_CV5X はSDK1.80以降のみ

external/

AdamApp で使う外部ソフトウェアを配置するディレクトリ

setup/

セットアップスクリプトファイルを格納するディレクトリ

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conf ディレクトリは、AdamApp 用のコンフィギュレーション情報を格納するディレクトリで す。コンフィギュレーション情報は、applicense.bin と profile.binの 2つのファイルが必須です。 applicense.bin と profile.bin の 2 つのファイルは、adamapp_configurator というツールを用い て、コンフィギュレーションファイル(AdamAppSDK のサンプルでは、configuration.txt とい う名前で配置しています)から生成します。コンフィギュレーションファイルの記載方法につい ては、コンフィギュレーションファイルのフォーマットを参照してください。 なお、 AdamAppSDK を用いて、 AdamApp をビルド、パッケージ化した場合には、 configuration.txt から applicense.bin と profile.bin を自動的に生成して、このディレクトリに配 置します。

data/data_CV2X/data_CV5X ディレクトリ: AdamApp 用外部データファイルを格納するディレクトリ

data ディレクトリは、AdamApp 用外部データファイルを配置できる唯一のディレクトリで す。 AdamApp 用外部データファイルを、インストール時に同時にコピーしたい場合には、そのフ ァイルをこの下に配置します。インストール時に、コピーしたい AdamApp 用外部データファイ ルがない場合は、このディレクトリは空にしておきます。
data_CV2Xディレクトリは、ambaCV2X用のAdamApp 用外部データファイルを配置できるディレクトリで す。
data_CV5Xディレクトリは、ambaCV5X用のAdamApp 用外部データファイルを配置できるディレクトリで す。
ambaCV2XおよびambaCV5Xで共用する場合はdataディレクトリにAdamApp 用外部データファイルを格納すれば、共用されます。ambaCV2XおよびambaCV5XでAdamApp 用外部データファイルを区別する場合はdata_CV2Xディレクトリおよびdata_CV5Xディレクトリの下に配置します。

⚫ external ディレクトリ: AdamApp で使う外部ソフトウェアを配置するディレクトリ

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ソースファイル、及び、ヘッダファイル用のターゲット依存マクロは、下記のマクロが定義されます。

Macro Name

Description

Macro to represent the architecture (ADAM_TARGET_ARCH_XXX)

ADAM_TARGET_ARCH_aarch64-linux-gnu

Linux 64bit on aarch64 (For ambaCV2X)

Macro to represent the model name (ADAM_TARGET_MODEL_XXX)

ADAM_TARGET_MODEL_ipro

i-pro Model

Macro to represent the OS (ADAM_TARGET_OS_XXX)

ADAM_TARGET_MODEL_linux

Linux

Macro to represent the detail platform (ADAM_TARGET_PF_XXX)

ADAM_TARGET_PF_ipro_ambaCV2X_linux

i-pro Model / ambaCV2X / Linux

Makefileのマクロ

Makefile 用のターゲット依存マクロは、下記のマクロが定義されます。

Macro Name

Value

Description

ADAM_TARGET_ARCH

Macro to represent the architecture

aarch64-linux-gnu

Linux 64bit on aarch64 (For ambaCV2X)

ADAM_TARGET_MODEL

Macro to represent the model name

ipro

i-pro Model

ADAM_TARGET_OS

Macro to represent the OS

linux

Linux

ADAM_TARGET_PF

Macro to represent the detail platform

ipro_ambaCV2X_linux

i-pro Model / ambaCV2X / Linux

AdamApp パッケージの生成手順

...

この節では、AdamApp パッケージの具体的な作成手順について、AdamAppSDK のサンプルプログラム (SkeletonSampleApp)を用いて、説明します。 パッケージ作成手順は、大きく分けて、下記の 3 つのフェーズで構成されています。

...

AdamApp で、設定値管理機能を用いる場合は、こちらに従って、設定値管理ファイルを作成し、appPrefs.json というファイル名で、skeleton_sample_app/ディレクトリ直下に配置してください。

...

Table 1.4.1-1 コンフィギュレーションファイルに記載するタグの説明

タグ名

説明

複数指定

選択性

ア プ リ ケ ー シ ョ ン 名 関 連 情 報

APPLICATION

AdamApp の実行ファイル名。 Makefile の PROG_NAME 変数と同じ名前を記載します。 使える文字は、英数字、ハイフン、アンダースコア、ピリオド で、256 文字以内です。

M

APPVERSION

AdamApp のバージョン。 使える文字は、英数字、ピリオドで、7 文字以内です。

M

APPNAME

AdamApp の正式名称。
この AdamApp の正式名称は、複数言語に対応しているため、
APPNAME0 Sample Application
というように APPNAME + リージョンコードというタグ名を構成
します。複数言語の正式名称を記載する場合には、この項目を複
数記載してください。

各言語に対応するタグ名は下記の通りです。

APPNAME0:英語

APPNAME1:日本語

APPNAME5:イタリア語

APPNAME7:フランス語

APPNAME9:ドイツ語

APPNAME11:スペイン語

APPNAME12:中国語

APPNAME13:ロシア語

APPNAME14:ポルトガル語

なお、APPNAME0(英語)は、必ず指定してください。その他の
APPNAME の指定については、任意です。
シングルクォートは使用できません。文字数は、32 文字以内です。
なお、文字コードは UTF-8 でなければなりません。

O

M

リ ソ ー ス 関 連 情 報

ROMSIZE (*1)

AdamApp が利用する ROM 使用量 (KB)。
この ROM 使用量には、AdamApp の実行ファイルだけでなく、
data ディレクトリに格納するファイルのサイズなども含みます。
AdamApp のインストール時に、この値を参照して、インストール可能かどうかを判断します。

M

RAMSIZE (*2)

AdamApp が利用する RAM 使用量(KB)。
AdamApp のインストール時に、この値を参照して、インストール可能かどうかを判断します。
AdamApp の開始時に、この値を参照して、開始可能かどうかを判断します。

M

CPURATE (*2)

AdamApp が利用する CPU 使用率(%)。

M

AIACCRATE (*2)

AdamApp が利用する AI アクセラレータ使用率(%)
AdamApp の開始時に、この値を参照して、開始可能かどうかを判断します。

AIMEMSIZE (*3)

AdamApp が利用する AI メモリ使用量(KB)
AdamApp の開始時に、この値を参照して、開始可能かどうかを判断します。

ス ク リ プ ト フ ァ イ ル 情 報

INSTALLER

インストール実行直後に実行されるシェルスクリプト名。
記述できるシェルスクリプトは、Bourne Shell(実際には、Bourne Shell 互換シェルである ash を利用)スクリプトのみです。
使える文字は、英数字、ハイフン、アンダースコア、ピリオドで、256 文字以内です。
なお、このシェルスクリプトを用いない場合は、値を記載しないか、この項目をコメントアウトしてください。

UPDATER

アップデート実行直後に実行されるシェルスクリプト名。
記述できるシェルスクリプトは、Bourne Shell(実際には、Bourne Shell 互換シェルである ash を利用)スクリプトのみです。
使える文字は、英数字、ハイフン、アンダースコア、ピリオドで、256 文字以内です。
なお、このシェルスクリプトを用いない場合は、値を記載しないか、この項目をコメントアウトしてください。

UNINSTALLER

アンインストール実行直前に実行されるシェルスクリプト名。
記述できるシェルスクリプトは、Bourne Shell(実際には、Bourne Shell 互換シェルである ash を利用)スクリプトのみです。
使える文字は、英数字、ハイフン、アンダースコア、ピリオドで、256 文字以内です。
なお、このシェルスクリプトを用いない場合は、値を記載しないか、この項目をコメントアウトしてください。

ラ イ セ ン ス 関 連 情 報

FUNCID

機能 ID。機能 ID は、AdamApp 毎に一意に割当てられる値で、通常、i-PRO 株式会社によって定められます。
この項目は、AdamApp に機能 ID を紐づけるためのものです。
使える文字は、16 進数で 8 桁の値です。

Info

AdamApp 開発時には、0000FF01~0000FFFF の間で設定してください。
なお、AdamApp 毎に違う機能 IDを設定してください。
もし、同じ機能 ID を設定されたAdamApp をインストールした時、後からインストールした AdamApp は、インストールエラーになります。

M

*1: ROMSIZE
以下の合計:
実行可能なファイルと共有ライブラリ(Linux サイズコマンドで取得した”text”と”data”のフィールドの合計値)。
Data ディレクトリの容量
Conf ディレクトリの容量

*2: RAMSIZE, CPURATE, AIACCRATE,
初めにサンプルアプリケーションと同じ値を設定してください。最後に、i-PRO カメラ上でアプリケーションを実行した際の値を設定してください。これらのパラメータについてはResource Monitorを参照ください。
また、利用可能な ROM/RAM のリソースについてはAppendix B: AdamApp で利用可能な CPU と RAMを参照ください。

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